たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/扉の陰の秘密

ハズレの少ない大監督フリッツラングの
<扉の陰の秘密>

非常によくできた作品なのに
日本においては特に評価も聞かず埋もれているね、、、

イメージ 1

当時流行っていた
レベッカ>や<ガス燈>系の
ゴジック調スリラーであり心理サスペンスを

当時<飾り窓の女><スカーレットストリート>といった
ラングの超大傑作に立て続けに出演していたジョーンベネットが主役を張る
(ちなみにジョーンベネットの遺作はサスペリア

イメージ 3

そしてラングがこの手のサスペンスにおいて
よくヒッチと比較されるようなのだが、

ヒッチコックは、実験的でトリッキーな進歩的な職人なのに対して
ラングは、芸術的要素を併せ持つ良い意味で保守的な職人である

この作品の構造は
どことなくPTAの<ファントムスレッジ>に似ていて
明らかに影響を与えると感じる(うちの次男談)

これは観ておくべき傑作だ、、、

イメージ 2
物語
ニューヨークの富豪の娘で、社交界の花形のシリア・バレットは、両親が死んでから求婚者は吐きすてる程あったが、真実愛せる男は見出せない。唯一の頼りの兄リックが急死すると、弁護士ドワイトに求婚され、シリアも結婚する気になったが、決定はしないで友達のイディスとその夫と連立って、メキシコ見物に出かける。メキシコのある町で彼女は1人の男に見詰められていることを感じ、奇妙にその男にひきつけられる。男はマーク・ラムフィアといい、建築家であるといい、ニューヨークで『アート』という建築雑誌を出しているという。シリアが彼について知った事はそれだけである。その性格について詳しいことは分からぬまま、熱病のように彼に心を奪われて、シリアは結婚する。幸福な幾日かが過ぎると、マークは何か病気にでも取りつかれた様子で不安気だったが、雑誌の用でニューヨークへ飛ぶと言って別れる。そして手紙でレヴェンダー・フォールズへすぐ来いといって来る。それはニューヨークから少し離れた小さい田舎町である。その駅におりたがマークの姿はなく、彼の姉カロラインが迎えており駅から小1時間も車を走らせた森の中の古い大きな家が、ラムフィア邸である。シリアはここに来て、初めてマークが前に結婚していたこと、その妻との間にデイヴィットという息子があること、そしてマークの秘書だというロビイ嬢というヴェールを被った女が同居していることが分かった。マークが初婚だとばかり思い込んでいたシリアは、何だかゾッとして不吉な予感に襲われた。それはメキシコで別れる時の感じに似ている。マークと結婚したのは失敗だったのではないか。マークに感じる何か秘密めいた奇異な印象は、一体何を意味するのか。マークの帰りを駅に迎えた時、最初喜んでうる様子だったのに、彼は銀行に用があるといって冷然と歩き去った。空しく帰宅したりシリアはニューヨークへ去る決心をしたが、間際になって思い止まった。マークは不思議な収集をしていた。それは6つの部屋で、世界各地の残酷な殺人が行なわれた現場を再現したものだった。古くは聖ハーソロミュー祭の虐殺の日のパリーの1伯爵の愛妻殺害の部屋から、近くはミズーリ大洪水の折保険をかけた母を漏れ死させた地下室まであったが、第7号室だけは秘密でシリアにも見てはならぬと、マークは禁じた。しかし、第7号室にこそマークの奇妙な性格のナゾが秘められていると感じたシリアは、カギの蝋型をとり、イディスに頼んで合カギを作った。深夜シリアは第7号室に入った。それはシリアの寝室と寸分違わぬ部屋だ。マーク・ラムフィアが愛妻シリアを殺した部屋となるのだ。彼女は愛するマークに殺されてもいいと思った。しかし考えてみると彼が彼女を殺したい衝動にかられるのは少年時代に受けたショックが潜在意識となっているからだと分かった。それは母への誤った憎悪であることが母の愛したというライラックの花を刈り取らせて捨てたこと、シリアがライラックの花をえりにつけたりライラックの香水をつけた時、マークを刺激したことから帰納したのである。シリアは第7号室ライラックの花を飾り、マークを待った。彼女は過ぎし日にマーク少年を苦しめたのは、母でなく姉のカロラインだったことを知ったので、マークにそのことを教え記憶の呪縛から脱した。2人が抱擁していると煙が立ちこめて来る。嫉妬に狂乱したロビイ嬢が放火したのだ。しかしシリアがマークに救い出されたことはいうまでもあるまい、、、(映画.comより)
イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
優秀な監督とキャメラマンは奥行きのある深い画を撮る
いい映画の絶対的要素
イメージ 7
イメージ 8
イメージ 9

こりゃ
観なくちゃダメだね