『今観ると古臭いかな』と不安を抱えながら再見した、、、
本編冒頭
日本家屋なら
どんな監督でもキャメラマンでもしたがる奥行きのある深い画
非常にうまく撮れている
そしてそれは冒頭部だけでなく
本編全体で同じなのだ
まるで空気が流れていないような
静かとは別の意味での静寂感が覆う
映画自体は面白くはないけど
よく撮れている
言われるような
小津との比較はいらない、、、
日本家屋なら誰でもやりたくなるよね
障子を使って奥行きを深く出す
こりゃ、いいね、きれいだね
よくこんなロケーションがあるもんだ
背景は新宿か池袋の高層ビル群
「東京」をうまく表している
淀んでいるわけでないが
市川準の映画には独特の空気が漂う
小津と比較する人たちがよくいるけど
どちらかというと
空気感は侯孝賢に近い
ま
侯孝賢も
小津の影響を色濃く受けているので
やはり映画は連なっているね