幸福って何だろう、、、不幸とは何?
経済的な豊かさと相反するものなのだろうか?
しかし
大金持ちでも幸福な瞳をしていない人たちを何人もみた
その中には自殺した人さえいる
一方で
そんなに豊かな生活をしていなくても笑顔の絶えない家族も知っている
貧しくても精いっぱい生きてる人を何人も知っている
「オプー三部作」は
映画史に輝く名作なので
ぜんぜん埋もれているわけではないが
それを指すとき<大地のうた>が代表的にいわれる
たしかに「ベスト」という意味では<大地のうた>かもしれないが
ボクの「フェバリット」はコッチ<大樹のうた>
<大地のうた>の陰で埋もれがちだけど
これも心の奥底まで響く傑作<大樹のうた>
今回
ひさしぶりに観返してみた「オプー三部作」
三部作に一貫してのしかかるのが「貧しさ」
その中での「幸福」
貧しさのために家族を失い
優秀でも学費が払えず学業をあきらめざるを得ないオプーの
すべての家族を失った後の(喪失)
愛する人を得る、家族を得る(再生/幸福)物語
極貧にあっても、決して不幸ではない
むしろ
死によって家族を失うことが「不幸」であること
<大地のうた>では
極貧も極貧の酷い生活の中にあって
子供たちの瞳は決して不幸な目をしていなかったことを想う
輪廻のように大地にもどる生命
それを三部作で「大地」「大河」「大樹」
それはすなわち「土」であり「水」であり「生命」を表すわけだ
そしてそこにいつも
天には太陽があった、、、
映画史の貴重な貴重な作品(三部作)だから
まだ観たことのない映画ファンは
絶対に抑えておかなければならない名作三部作だ、、、
失い、そして、新しい家族を得た幸福感