たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/グリーンブック

やはり
どう考えても<ROMA>でも<ボヘミアンラプソディ>でも
<グリーンブック>でもなく
昨年の頂点は<スパイダーバース>って気がするんだよね(しつこい!Ⓦ)

だから、ね、
<スパイダーバース>を(劇場で、3Dで)見逃すってことはね
映画史上重要なエポックメイキングを
リアルタイムで鑑賞できるチャンスを失うってことだからね、、、(しつこい!Ⓦ)

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以前
社員とこんな会話をしたことがある

その社員の身なりについて、ボクが注意したところ
「見た目で人を判断するのは良くないではないですか!?」と、そいつは言った

だからボクはこう返した
「そんじゃさー、オマエは見た目で判断しないんだな?
じゃー、向こうからパンチパーマの顔に傷ある、いかつい顔した奴が肩で風切ってオマエに眼とばして向かってきたら、オマエどう思う?」

「・・・」
「だろ、オマエだって、そう言いながらも本能的に人を見かけで判断しているんだよ、だからって、それを責めもしないよ、オレはね、、、」

黒人という外見だけで差別する米国の白人社会を
単一民族のボクらは軽蔑するけど
ボクらの中にも見かけや外見で判断するようなことはないか?

これは
米国社会の問題であるだけでなく
すべての人間の心の隅に根付いている暗い本能的な問題だと思うのだ、、、

黒人差別映画って多いけど
いつまで経っても差別はなくならない
時に、映画は無力なのかと悲しくなるね

やはり本能なのだね
思考では解決しない問題
心と感情の更に奥に潜む闇のようで、つくづく人間が恐ろしい、、、

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数々の食い物が登場するね
ホットドッグ、フライドチキン、ピザ、、、
そして、それは、主人公の性格を的確に表現して観客に伝えているね

やはり
「食」は映画にとって重要なアイテムだよね

そして、人はみてくれで人を判断し決めつける
黒人だからフライドチキン
日本人なら寿司
キムチが苦手な韓国人もいるかもしれないのに、、、

食は映画なり!

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このアカデミー作品賞という
映画界最大の名誉を手にした監督は
監督賞にはノミネートされなかった

メリーに首ったけ>の監督ながら
「史上最悪の映画」と呼ばれる<ムービー43>に関わったからではないだろうが、

ヘンなカット割りとか
クレーンワークとか
なんでそんな画撮って、しかも中途半端に使っちゃうんだろうと
正直おかしく感じることもあったし、

映画って
役者が相応しく的確に演技して(助演男優賞受賞)
気の利いたセリフが散りばめられて(脚本賞受賞)
そして、印象的な画が撮れていれば
ひとまずは優れた作品といえるけど、
この映画は印象的な画が撮れていないよね

演奏する各ホールとかのロケーションは良いし
意識した緑色の照明とか凝ってる風だけど
特筆する、心に残る画はないね

最後は、ね、
クリスマスだけに
<素晴らしき哉、人生>みたいにね
ハートウォーミングを狙いに行ってる感じだったけど
ま、めでたしめでたしって感じなだけで

俳優やストーリーだけで映画を観ている人たちには
たいへん満足のいく作品であるとは思うよ、、、

3☺
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