この曲を、ね
高校生だった次男に初めて聴かせた時
ヤツの表情が固まったのを
鮮明に覚えている
『こんな詩、いいの?』って、顔に書いてあった
それほど彼には衝撃的だったんだね
とくにね、詩の太字のところで
明らかに『ハッ』と、次男の顔が変わったのだ、、、
あたし中卒やからね
仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は、とがりながら震えている
ガキのくせにと頬を打たれ
少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた拳(こぶし)の中、爪が突き刺さる
私、本当は、目撃したんです
昨日、電車の駅、階段で
転がり落ちた子供と、突き飛ばした女の薄笑い
私、驚いてしまって、助けもせず、叫びもしなかった
ただ、恐くて、逃げました
私の敵は、私です、、、
ファイト!
闘う君の歌を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!
冷たい水の中を
震えながら昇ってゆけ、、、♪