たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

ボクディラン/中島みゆき-1

この曲を、ね
高校生だった次男に初めて聴かせた時

ヤツの表情が固まったのを
鮮明に覚えている

『こんな詩、いいの?』って、顔に書いてあった
それほど彼には衝撃的だったんだね

とくにね、詩の太字のところで
明らかに『ハッ』と、次男の顔が変わったのだ、、、


あたし中卒やからね
仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は、とがりながら震えている
ガキのくせにと頬を打たれ
少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた拳(こぶし)の中、爪が突き刺さる

私、本当は、目撃したんです
昨日、電車の駅、階段で
転がり落ちた子供と、突き飛ばした女の薄笑い
私、驚いてしまって、助けもせず、叫びもしなかった
ただ、恐くて、逃げました
私の敵は、私です、、、

ファイト!
闘う君の歌を
闘わない奴等が笑うだろう

ファイト!
冷たい水の中を
震えながら昇ってゆけ、、、♪