たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/クワイエットプレイス

親愛なるのまさんの忠告にも関わらず
自分の目で確かめなくては気が済まないボクは
ホラー映画評論家のまちゃんが駄作とする<クワイエットプレイス>を観てみた、、、

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2020年、宇宙からやって来た怪物のために世界中が恐怖に陥っていた。怪物は盲目であったが、極めて鋭敏な聴覚を有しており、それを利用して人間を食い散らかしていたのである。そんな世界を逞しく生き延びていたのがアボット一家であった。一家は手話を使用することで音を立てずに意思疎通を図っていた。物資を補充した帰り道、一家の末っ子であるビューは音を立てたばかりに怪物に殺されてしまった。 それから一年後、アボット一家は引き続いて音を立てない生活を心がけていたが、怪物の方は一家の存在を感知していた。リーは娘のリーガンに「ビューが死んだのはお前のせいじゃない」と手話で言い聞かせたが、リーガンはそれに納得しなかった。リーとリーガンの関係は徐々に険悪なものになって行き、リーガンは一家の中で孤立していると感じるようになった。リーガンの目には、弟のマーカスが自分以上に両親に愛されていると映っており、それが一層疎外感を強めるのだった。 ある日、リーがマーカスと釣りに行くと知ったリーガンは同行を願ったが、妊娠中の母親(イヴリン)を見ているようにと言われた。釣り場の近くに滝があったため、リーとマーカスは数ヶ月ぶりに話をすることができた。2人はビューの死とリーガンが抱えているであろう家族への不信感について話し合った。リーはマーカスから「リーガンを愛しているなら、はっきりそう伝えないとダメじゃないか」と言われた。帰宅する途中、2人は妻を亡くして悲嘆に暮れる老人に遭遇した。老人は叫び声を上げ、そのまま怪物に殺されてしまった。いつ終わるとも知れぬ孤独な生活を恐れての自殺だったのだろう。 その頃、イヴリンは産気付いていた。安全な場所で出産するために、イヴリンは地下室に移動することにしたが、その途中で誤って音を立ててしまった。その結果、一家は怪物数体と死闘を繰り広げなければならない状況に陥った。 (Wikiより転載)
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ちょっとね
米国のテレビドラマっていうか
NETFLIXのSFやホラー作品のような雰囲気ではあるけど
起承転結の「起」「承」あたりは非常に良かったよ

映画はね
画と画との連続で見せるモーションピクチャーだからね
それって映画だけに許された優位性だからね

そういう意味では
セリフもなく音もなくってやっていくと
サイレント映画のように映画の原型を見せているから
『非常に良い感じだなぁ』と感心したんだよね、最初はね、、、

ところがね
よくよく気づくと
実は決してセリフは少なくない
結局、字幕で(手話などで)むしろ言葉が多いことに気づく

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それでもね、主人公の女性が産気づいてくる設定が
はたして母親はお産の苦しみの中でも声を出さずにいられるか?
生まれた赤ん坊の泣き声はどのように凌ぐのか?といったサスペンスで
どうにか興味はつながれたのだが、

え、水の音はOkなんだ?
マットレスでフタした地下だと多少の音なら殺されないで済む?
車のガラスなんて簡単に割れるでしょう、なんで割らないの?
え、結局銃で撃たれるとエイリアンは弱いんだ?
今まで、銃で退治できなかったの?
子供は退治する方法見つけたけど、今まで博士たちとか気づかなかったの?
むしろ、人間の方が条件良くって、エイリアンの方が不利で必死にならない?
とかとか、、、、

なんだろうねぇ

せっかくプロットはアイデアはいいんだから
(といっても、<見えない恐怖><ドントブリーズ>の流れですが、、、)

監督さんには、もっとストイックに
観客に怒られようが一切セリフは使わないとか
音も少なく、風の音さえ敏感で
たとえば、風で揺れた風鈴の音にもエイリンアンが反応とか、
そういう徹底度が徹底していないんだよね

監督はね、自ら逃げ道を作ったらダメだよ
その瞬間につまらなくなるのよ
ストイックにストイックに撮って欲しかったなぁ、、、残念

2☆
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