たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/顔のない眼

「傑作」というには言い過ぎかもしれないが
映画史上に極めて重要な一本である、、、<顔のない眼>
 
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随所に
「え、これ何かの映画みたい」
「どこかで見たことあるような」と思える場面が登場する
 
いろいろな映画に影響を与えているのは事実
<私が生きる肌><バニラスカイ><フェイスオフ><ヘルタスケルター>ETCETC
手塚、楳図などなどの日本の漫画家
 
日本では埋もれてしまっているけど
海外の映画のマニアの間では
当然観るべき必見の映画となっているのです、、、
 
 
日本って
埋もれている名作傑作が多い
 
それは日本の映画ファンの中で
名作、傑作の固定があるのではないかなぁ
 
日本において言われている
映画史上のベスト100って
映画マニアなら
ほぼほぼ言えちゃうほど
決まりごとになっていて
 
名作の位置づけが固定されているから
埋もれているものを、見つけたり、掘り起こしたりしない、、、
 
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 また
この映画の監督をしたジョルジュフランジュは
映画の収集家でもあり
彼が取り組んだシネマテークフランセーズがなければ
もしかしたら違った人生を歩んでいたかもしれないのだ
そういう意味でも、映画史に貢献した重要人物ともいえる、、、
 
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非常に怖く、グロい映画とも言われているが
ただ単にオドロオドロしいとか
いかにもスリラーとかでなく
どこか抒情的な雰囲気を持った作品、、、
 
それにしても
スリラー映画のMustともいえる「階段」
 
とくにヒッチは「階段」を多用するよね
この映画でも当然のように「階段」
しかも極端なローアングルで煽って、不気味さを醸し出す、、、
 
沢山の名作に出演しながら
いまひとつ印象の薄い(主観)アリダヴァリ
恐ろしい事件の冷酷な張本人でありながら
一方で悲しみを伴う役で
<かくも長き不在>と並ぶ彼女の代表的演技とも言えるかもしれない、、、
 
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若く美しい娘クリスティーヌは、交通事故で顔全面に火傷を負い、凄惨な形相になってしまった。今は森に囲まれた郊外の屋敷で、仮面を着け、人目を避けて、父親と父の助手の女性と共に暮らしている。父のジェネシュ博士は高名な医師で、娘の顔を元通りにするために、他の若い女性の顔の皮膚を切り取って移植しようとする。むろん法的にも倫理的にも不可能な話で、博士は助手を使って女性を誘拐し、麻酔で眠らせてメスで顔面の皮膚を切り取り、クリスティーヌの顔に移し替える。 クリスティーヌは、一度は元通りの美しい顔を取り戻した。しかし安堵したのもわずかな期間で、移植した皮膚は次第に崩れ落ち、最後には元のような醜い顔に戻ってしまい、彼女はまた仮面を着けなくてはならなかった。その間、顔の皮膚をはがされた方の娘は包帯でぐるぐる巻きにされたまま2階の窓から飛び降り、死んでしまう。クリスティーヌは孤独である。実験用に飼われている大きな犬たちだけがわずかに心を慰めてくれる以外は、屋敷の中には話し相手もいない。ジェネシュ博士は、クリスティーヌのためと言うより、自分の研究のためにこんな事をしているのだろうか? 父親は無残な顔の娘に嫌悪しか示さない。 警察は女性の行方不明事件を受け、不良傾向のある娘ポーレットを使っておとり捜査に乗り出した。ある夜、ポーレットはジェネシュ博士に捕らえられ、手術室に運び込まれる。しかしクリスティーヌは助手を刺殺して彼女を逃がし、犬の入っていた檻を開け放つ。博士は外に出た猛犬たちにかみ殺され、血みどろの死体となって横たわった。クリスティーヌは仮面を着けたまま、ドレスの長い裾を引いて夜の森の奥へゆっくり歩み去る。 (Wikiより転載)
 
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