たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/空飛ぶタイヤ

昔々
呑み屋のママに言われたことがあるね

「あんたのとこみたいな小さな会社は潰れたって日本国には何の影響もないのさ」
「ま、カス、ホコリ、いやチリみたいなもんだから」と、

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これは
ママがボクを怒らせようとして言ったわけでもなく
社会の仕組みの話としての言葉であった
その通りだから、怒りもしない

日本の90%以上の人たちが中小零細企業で働き
大企業に勤める人はほんの僅かなのだ

そのほんの僅かな人たちが働く大きな企業は
潰れれば国に少なかず影響を及ぼし
もしくは多大な損失を与えるが

小さな会社が消えても
国にはまったく影響はないのが事実だ、、、

日本は「強い者に巻かれろ」の精神が強く
また「事なかれ主義」のために大きな会社が生き残るために
小さな会社が泣きを見る図式が延々と続いてきたし、これからも続く

決めつけたがり
悪人を作らなければならないのだ
その犠牲者の多くが弱い者と決まっている

なんでも弱いところのせいにされ
息を止められさえするが
大企業は何もなかったように呼吸を続ける
市場原理
弱肉強食

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テレビドラマ化もされた池井戸潤の同名ベストセラー小説を、長瀬智也主演で新たに映画化。ある日トラックの事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社社長、赤松徳郎が警察から聞かされたのは、走行中のトラックからタイヤが突然外れたという耳を疑う事実だった。整備不良を疑われ、世間からもバッシングを受ける中、トラックの構造自体の欠陥に気づいた赤松は、製造元であるホープ自動車に再調査を要求する。しかし、なかなか調査が進展を見せないことに苛立った赤松は、自ら調査を開始。そこで赤松は大企業によるリコール隠しの現実を知ることとなる。長瀬が主人公の赤松役を演じる。監督は「超高速!参勤交代」シリーズの本木克英。(映画.comより転載)
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劇中では大企業は「ホープ自動車」となっていて
そのトレードマークが日野自動車のマークに似ているが、
実際のリコール隠し三菱ふそうが行った

その後
財閥系のグループ会社はグループから見捨てられ
三菱自動車と切り離し他社に売られて行った、、、

これは日本ではまったく稀な
奇跡ともいえることである

善意ある人がいるから弱い者は救われ
奇跡は良心のある人たちによってなされる、、、

3☺
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