たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

天然妻A/妻の前世、、、その1

昔昔
ボクがクズだった頃(今でもだが、)

妻はボクと離婚するかどうか迷っていたようで
悩んだ挙句に
ある日友人から勧められた占い師を尋ねた、、、

占い師は
大きな水晶の玉をのぞき込んで
妻の前世が見えると言い
話し始めた、、、

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妻は旅芸人一座の看板女優で
夫がその一座の座長を務めていたが、

ある日夫は悪い奴に殺され
一座を乗っ取られてしまった

それから
妻と妻の子供は
奴隷のような不憫な生活を送る羽目になっていた

そんな辛い日が続いていたある日
たまたま一座と茶屋で居合わせることになるのが、ボク

ボクは立派なお侍さんで
殿さまに仕えると共に
自分の道場をもつ師範でもあったそうだ

妻は藁にもすがる思いでボクに助けを求め
ボクはこの一座から妻と子供を救ったそうだ

その後
妻と子供はボクの道場で暮らし
何不自由なく幸福な生活を送っていたが
ボクと妻が結ばれることはなかった

頭も良く、力も強く、心も優しく強い
人格的にも経済的にも申し分なく
人望もあり誰からも信頼を受けるような
完璧な男がボクだったそうだ

妻はボクと一緒になりたいと願っていたが
ボクは妻と結婚することなく
この世を去ることになる、、、

つづく

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