いやぁ、なかなかイイ映画だったね
<レディバード>
男でもイイと思うんだから
女性なら誰でも
男以上に想うところがある映画ではないかなぁ?
父親はリストラをくらい失業、母親は看護婦をしながら生計を支える中、たいした成績でもないのにNYに憧れ、NYの大学に進学することを夢見る少女、彼女は自分をレディバードと呼ぶ、、、
先日観た
<ぼくの名前はズッキーニ>と同様
本名を名乗らない主人公
母や家族と過ごす田舎町では
レディバードを通すが
NYのラストでは本名を名乗るね
反抗心と依存心という
相反する心理と格闘する少女が
大人になったことを意味するね
「悲惨なこととモラルは関係ない」
「金は人生の成績表ではない」
セリフもいいが
何といってもこの映画はテンポなんだよね
とにかく
サラサラっと進む
スイスイとエピソードを重ねる
テンポが良すぎるくらいで
時々置いて行かれそうになるほどだ
皮肉めいて言えば
「まるで長い長い予告編のよう」
ほんの少し「貶し」でもあり
それは「褒め」言葉でもある
演者たちがいい
これほど肩の力が抜けている演技だから
この映画のスピードにも調和しているんだろうな
今後
「記憶に残る青春映画」といえば
この<レディバード>の名が
必ず挙がることになるのは間違いないだろうね、、、
3.5☺