ほんと
この映画を好きな人には申し訳ない、ごめんなさい
でも
監督本人も納得、満足していないと思うよ、、、
「美しい映画」として語られることが多い
この作品を初めて観てみた
きっとこの監督は
パラジャーノフみたいなことをやりたかったのだろうね
<ざくろの色>に憧れ
自分なりに再現したかったのだろうね
しかし
残念ながら
その願いは叶えられなかった、、、
最初は
フィルムで撮ろうとしたのだろうけど
何か理由があって
デジタルに方向展開したんじゃないかな?と推測する
とにかくデジタル臭が
良くないね
人工的な部分が
加工された感が強いんだよね
B級映画のCGほどのことではないけど
狙いとおりにいかないもどかしさを感じる、、、
だからね
<ざくろの色>は
それをそのまんま真似ようとしても
誰も真似できないのだね
綺麗には撮れたとしても
けっして<ざくろの色>にはならない
エッジが効いちゃうというか
へんに色が立っちゃって
コントラストとは違うんだよね
なんか全編
カメラか何かのテレビコーマーシャルを見せられてる感じがするね
デジタルベースで綺麗だけど、それまで
商業用広告写真の部類
他の言い方をするなら
つまらない<バーフバリ>
制作として
クレジットに
フィンチャーの名前を見つけることが出来るが
よくこれを許したなぁと思う
と
いうか
当初の思惑と違った形に
出来上がってしまったのではないかと同情すらする
<ざくろの色>を再現しようとしているけど
頑張ってもあんな感じでしょ
<ざくろの色>は勉強しても
なかなか同じようには撮れないんだよね
誰もが手を出したがり
しかし手を出しても
けっして到達できない領域
そういう意味では
監督の意気込み
それに乗っちゃったフィンチャーも
気の毒だよね
絶対に越えられない山に挑んで
遭難しちゃった感じだから
可哀想なんだよね
実際
撮影は難航して膨大な年月を要したそうだ
そういう意味では「遭難」ではなく
「難破」したというべきか、、、
あらためて
<ざくろの色>はスゴイ!
パラジャーノフは天才芸術家!
<ざくろの色>みたいに撮っているのに
<ざくろの色>みたいにはならない
それを確認した一本だ、、、
しかし
この監督の心意気と
チャレンジ精神には敬意を称する、、、
PS、、、<ざくろの色>セルフTBしておく
2☺