たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/The Fall 落下の王国

ほんと
この映画を好きな人には申し訳ない、ごめんなさい

でも
監督本人も納得、満足していないと思うよ、、、

イメージ 1

「美しい映画」として語られることが多い
この作品を初めて観てみた

きっとこの監督は
パラジャーノフみたいなことをやりたかったのだろうね

ざくろの色>に憧れ
自分なりに再現したかったのだろうね

しかし
残念ながら
その願いは叶えられなかった、、、

イメージ 2

最初は
フィルムで撮ろうとしたのだろうけど
何か理由があって
デジタルに方向展開したんじゃないかな?と推測する

とにかくデジタル臭が
良くないね

人工的な部分が
加工された感が強いんだよね

B級映画のCGほどのことではないけど
狙いとおりにいかないもどかしさを感じる、、、

イメージ 3

だからね
ざくろの色>は
それをそのまんま真似ようとしても
誰も真似できないのだね

綺麗には撮れたとしても
けっして<ざくろの色>にはならない

エッジが効いちゃうというか
へんに色が立っちゃって
コントラストとは違うんだよね

なんか全編
カメラか何かのテレビコーマーシャルを見せられてる感じがするね

デジタルベースで綺麗だけど、それまで
商業用広告写真の部類

他の言い方をするなら
つまらない<バーフバリ>

イメージ 4

制作として
クレジットに
フィンチャーの名前を見つけることが出来るが
よくこれを許したなぁと思う

いうか
当初の思惑と違った形に
出来上がってしまったのではないかと同情すらする

イメージ 5

ざくろの色>を再現しようとしているけど
頑張ってもあんな感じでしょ

ざくろの色>は勉強しても
なかなか同じようには撮れないんだよね

誰もが手を出したがり
しかし手を出しても
けっして到達できない領域

そういう意味では
監督の意気込み

それに乗っちゃったフィンチャー
気の毒だよね

絶対に越えられない山に挑んで
遭難しちゃった感じだから
可哀想なんだよね

実際
撮影は難航して膨大な年月を要したそうだ
そういう意味では「遭難」ではなく
「難破」したというべきか、、、

イメージ 6

あらためて
ざくろの色>はスゴイ!
パラジャーノフは天才芸術家!

ざくろの色>みたいに撮っているのに
ざくろの色>みたいにはならない

それを確認した一本だ、、、

しかし
この監督の心意気と
チャレンジ精神には敬意を称する、、、

PS、、、<ざくろの色>セルフTBしておく

2☺
イメージ 7

イメージ 9
イメージ 8