エドワードヤン監督
ホウシャオシェン製作&主演
マーティンスコセッシが4Kデジタル修復し
昨年日本で初めて一般上映されたのに
見逃していた<台北ストーリー>を観た、、、
これを観て
青春時代の一夜を
コメディタッチで描いたあの映画の田舎町と
台湾の中心部を同列に考えるわけでなく
飛び出したくても
飛び出せないでいる若者たちを想うのだ
それならばフェリーニの<青春群像>もそうだし
ボグダノビッチの<ラストショー>もそうかもしれない
それらの映画に共通する
もどかしさや切なさを
80年代の台北の若者、恋人たちに感じるのだ、、、
日本に関するものが
たびたび登場したり
セリフが吐かれる
「東京って、すごく面白いんだって、原宿に行きたいの」
近くの異国に対して
ちょっとした憧れを抱いている、、、
台湾・台北に暮らすアリョン(ホウ・シャオシェン)とアジン(ツァイ・チン)は幼なじみで、今も付き合っていた。ある日、不動産開発の仕事をしていたアジンが会社をクビになってしまう。アジンは、アリョンの義理の兄を頼りアメリカに渡ろうと言うが、アリョンは家業や野球仲間のことが頭をよぎる。ためらいながらも決心したアリョンだったが、アジンの父親が事業に失敗し、アリョンは米国移住のために家を売って作った金をアジンの父親の借金返済に充ててしまう、、、(Yahoo映画転用)
幼馴染の腐れ縁同士
周囲も認め
自然の流れで結婚に進むはずの二人が
数々の契機を逃して前へ進めない
お互い
パートナー以外の異性の存在も見え隠れする
日本でも米国でも
とにかくこの地を離れなければ
未来が見えないだろう二人が
留まり続けることになる故郷・台北、、、
印象的なシーン
演者の配置が巧い
距離感
やりとり(アクション)