劇場公開中に観に行かれなかった
<女は二度決断する>を観た、、、
<女は二度決断する>のタイトルについては
主人公のラストでの行動を意味するわけだけど
うちの次男に言わせると
「映画好きな人が命名したんだろうね」
「今年は川島雄三生誕100周年だからね」
「川島雄三の<女は二度生まれる>からインスピレーションされたのは明らかだよ」
だそうだ、、、
この映画は
今年のカンヌで<万引き家族>と賞を競ったんだよね
結果
主演女優賞はこの作品のダイアンクルーガー
安藤サクラが惜しくも負けたことになるが
いい勝負だね
移民問題と
移民排斥運動が影を落とす作品だけど
殺された主人公の夫同様
監督のファティアキン自身も
両親がトルコからの移民だから
重ね合わせているんだね
ネオナチという
排他的差別主義者によって
標的にされている移民たち
そもそもドイツは
移民に寛大な方針を貫いてきたけど
それによってドイツに辿り着かなかった難民たちが
ドイツ以外の国で多くの問題を生んできた
実際にドイツに多くの難民が
移民として入り込んでくると
ドイツの人々は拒絶反応を示し社会問題になった
歴代のドイツの指導者の
耳障りの良い言葉、政策が生んだ
弊害なんだよね
不安なんだよね
悲劇なんだよね
3.5☺
物語
ドイツ、ハンブルグ。トルコ移民のヌーリと結婚したカティヤは幸せな家庭を築いていたが、ある日、白昼に起こった爆発事件に巻き込まれ、ヌーリと息子のロッコが犠牲になってしまう。警察は当初、トルコ人同士の抗争を疑っていたが、やがて人種差別主義者のドイツ人によるテロであることが判明。愛する家族を奪われたカティヤは、憎しみと絶望を抱えてさまようが……。(映画.comより)