それは数年前のこと
人気のタコ焼き店に立ち寄ると
ラッキーなことに
最後の一人前
軽快に
店の兄ちゃんが
タコ焼きを舟に盛っていく
と!
最後の
1コを載せようとした
その瞬間
ポロッと
ラストタコ焼きが舟から落ちて
床に落ちた
その瞬間は
スローモーションで
なぜか
ホイットニーヒューストンの歌声が聴こえた
AND I~~~~~
Will Always Love You~
兄ちゃんと見つめ合う
ボク
気を取り直した兄ちゃんは
「すいません、少々お待ちください」と
平謝り
あとから考えれば
「7コでいいから、それをくれ」と
ボクも言えばよかったのだ
が
仕方なく待つことに
ところが
素人目にも
次に出来上がるには
まだまだ時間がかかりそうな感じ
「ね、どのくらいかかる?」
「15分くらいですね」
せっかちで短気なボクの
イライラモードのスイッチが入ったのを見た
店員の兄ちゃんの手の動きが早くなった
予定より少し早く出来たようで
やっとタコ焼きを受け取り
家に帰って
一口パックンちょ
ぅ、げ、
生焼けやーーーーん!
なんでそうなるの~!