どちらかというと
<フランケンシュタインの花嫁>の方が評価が高いけど
ボクは最初の方が好きだ
そもそも原作では克明には表現されていない
さまざまな造形物に関するビジュアル化が
<フランケンシュタイン>のクリエイティビリティの高さであり
発想力の凄さであり
作品を評価する時の価値だ
マッドサイエンティストの古城の実験室
その実験室内の色々な装置
(これはBTTFのファーストシーンで引用されている)
そして湖畔での少女との危なげなシーンの演出カット割り
群衆シーンの迫力
ラストの風車小屋のシークエンス
ドイツ表現主義から影響を受けた画の作り、影の入り方
デザインの良いセットの素晴らしさと
そのサイズの大きさに圧倒される
ところが
<の花嫁>の方は目を引くほどの
群を抜いた表現力はあまり見受けられない
当時としては珍しいオプチカル合成が
おそらく当時の観客を喜ばせたであろうが
特筆するほどの凄さはない
もっとも良かったのは
人造人間花嫁のビジュアルかもしれない
パンクでファンキーな花嫁が楽しい