ベルイマン生誕100年で
特集をやっていたから
あの5時間超えの
美しく、そして胸が苦しくなる
この大傑作を観た人も沢山いると思うけど
第七封印、冬の光、仮面ペルソナをはじめとする
ベルイマンの全ての作品とつながるともいえる集大成
冒頭のこの言葉から本編は始まる
「悩むより楽しめ」
先日<レディプライヤー1>を観て
ああいう玩具みたいな映画でなく
ああいうバーチャルな世界に引っ張られるより
こういう美しい本物の作品を観ると
本当に映画の中に自然と引き込まれる、、、
ベルイマンがこだわり続けた
「神」「祈り」「信仰」に対する考え方の源流
「命」と「死」
「正義」と「悪」
人の「心」と「物質」
「どんなこともあり得る、何でも起こり得る
時間にも空間にも縛られず
想像の力は、色あせた現実から美しい模様の布を紡ぎ出すのだ」
この言葉で本編は閉じ
ベルイマン生涯最後の映画作品も幕を引く
ひとりの映画監督としての
素晴らしい終わり方、、、
構図もさることながら
心理に合わせた
配色が巧い
ラストでは
白とピンクでまとめられ
気持ちが落ち着く
この画、意図的に斜めってる
ベルイマンでもこういうことやるんだね
ぁ、初期の頃はやってたかも、、、