たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/ゆれる人魚

ポーランドの女性監督の
劇映画デビュー作<ゆれる人魚

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物語は
老若男女3人編成のバンドが深夜に川で演奏していると人魚と遭遇するところから物語が始める。3人は人魚2匹を雇われているクラブのボスに会わせ、バンドに加えようと企む。人魚は陸に上がると人間のような姿になるが、1点だけ人間と違うのは「性器」を持っていないこと、まるで「バービー人形」のようなのだ。また下半身を水でぬらすと脚は大きな尾に変化する。そんな人魚だから男と恋に落ちても一線を越えることができない、人魚姉妹が人々との触れ合いの中で抱き始める、愛と憎しみ、苦悩、怒り、、、人魚は人間になる決心をするが果たしてその先に幸福は待っているのか、、、

もしも
人魚がバンド3人と遭遇した際
音楽を演奏していなかったら
肉食人魚姉妹は3人を餌食にしていただろう

でも、そうはしなかった
なぜなら人魚姉妹(名前はゴールデン&シルバー)は
音楽が大好きだから

想定外のミュージカル構成
ちょっとダークな雰囲気の

これは単なる人魚映画ではなく
ミュージカルであり
ファンタジーであり
ホラー映画であり
グロく、エロい
悲恋の物語である

デルトロが
ポーランドの女性の中にいたって感じだね
この映画のタイトルを<シェイプオブウォーター>としても
違和感がないほどだ

だとしても
映画としてかなり優れているとは言い切れない
しかし、優秀な監督が皆同じだったように
すでに初期の頃からその才能の一端を示している

経験の浅い監督であるが
おそらく、いずれ、近い将来
ハリウッドで仕事をすることになるだろうね
ハリウッドは世界中の才能が集まる場所だからね

ゆれる人魚>というタイトルもいいが
<人魚シスター/血の味>と、70年代風のタイトルでは、どうだろう、、、

3☺
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クラブのバンド一員としてデビュー
一夜にして人気者になるが
人魚としてメディアに追われることがないのが不自然で説得力の無さだけど
だからこそ五月蠅い方向に行かなくて良いとも言える
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人魚たちの
母親が代わりのバンドのメインボーカリスト
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能天気風のミュージカルシーン
人魚姉妹の初めてのショッピング
靴を買って大喜び♪
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お姉ちゃんはバンドの男の子と恋に落ちる
人魚姫風シーン
イメージ 6性交に及ぼうとするも
人間と人魚では達成できず
人魚は人間になりたい願望を募らせる
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そんな姉の気持ちを知り妹も悩む
もしも人間になれば声を失うことになる
姉を帰りを待ちつつ妹は
こんな格好でピアノの上に腰かける画がいい
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恋に夢に破れた姉は
この男をかみ殺すしか生きる道はなくなった、果たして結末は、、、
白で統一された画がいい
血の赤で染まったらさぞかし鮮烈なのだが、、、