ボクは
その筋の専門ではないので
積極的には観ないが
映画史上に重要な作品は観る
たとえグロい映画でも、、、
その後
<エルム街の悪夢><スクリーム>といった
その分野の代表的な作品を多数世に出し
その筋の巨匠とされているウェスクレイヴンの
処女作<鮮血の美学>The Last House on the Left/1972年
何が美学か!
「学」を名乗る資格のない
きわめて不快なこの作品
録音状態や撮影、照明
すべての技術が劣るB級作品でありながら
ホラー、スプラッタの名作と謳われる
<シャイニング>や
<悪魔のいけにえ>/1974年/に影響を与えている感もあるが
内容は完全にイングマールベルイマンの<処女の泉>
<処女の泉>のプロットをそのまま現代に置き替え
観るに堪えない描写で観客の精神をかき乱す
<時計じかけのオレンヂ>を思い起こすようなシーンもあり
その後の多くの映画に影響を与えていることが分かる
物語は
誕生日の夜に「危ないから行かない方がいいわよ」「気を付けてね」と親から言われながら、危険な町に足を踏み入れ、男どもに捕らわれ餌食になる、、、、
なんで女の人って、
「ダメだよ」ってことするよね
「危ないよ」って言われても行っちゃうよね
ぜったいに悪い男に狙われるって想像つくのに
なんで行くのかね
それを切り抜けられると思っている節があるね
スリルを楽しむのかね
ほんと若い女性の心理が分からないねえ
結果、予想とおり「飛んで火に入る夏の虫」
バカだなあと思うけど
彼女たちを止めることは出来ない
この映画は実際の事件を基にしている、、、、
不快でも、グロくても、それでも
後世に影響を与えたことの価値は大きいだろう
その筋の愛好家以外には埋もれがちな傑作かもしれない、、、