たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/アレクサンドルネフスキー

今年
今のところ新旧併せて150本ほどの映画を観ているけど
その中で1番といえる作品がコレ
 
映画史にその名を残すエイゼンシュタイン
しかしポチョムキン以外の作品は
あまり語られない
 
まさに埋もれつつある監督の
埋もれた傑作がコレ<アレクサンドルネフスキー
 
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そういえば<バーフバリ>で
この映画とまったく同じシークエンスで
まったく同じショットがあったことを思い出す
 
それだけではない
アラビアのロレンス、フォルスタッフ、バリーリンドン、スターウォーズ帝国の逆襲
というより
リーン、ウエルズ、キューブリック、クロサワ、タルコフスキーたちが
この作品のスクリーンの裏で蠢いている
 
この作品があまりにも好き過ぎて
サントラを毎日聴き入っていたら
奥さんが怒ってレコードを割ったと伝えられているほどだ
 
素晴しいロケーション撮影と併せて
スタジオでの撮影も良くできている
 
解説
十三世紀のロシアに実在した名将アレクサンドル・ネフスキーが、西方から侵入したゲルマン軍をうちやぶって祖国の危機を救ったという故事を、製作当時西側からソビエトに重圧を加えていたナチをゲルマンになぞらえて描いたともいわれる歴史映画。「戦艦ポチョムキン」のセルゲイ・M・エイゼンシュテインが「ベルリン陥落」のピョートル・A・パブレンコと共同で脚本をかき、エイゼンシュテインが監督している。撮影はエイゼンシュテインの全作品を担当しているエドゥアルド・ティッセ。エイゼンシュテインはセルゲイ・プロコフィエフに音楽を依頼して画面と音楽との有機的な関連における新しいモンタージュを試みている。出演は「ドン・キホーテ(1957)」のニコライ・チェルカーソフ、「十月のレーニン」のオフロプコフ、「ゴーリキー幼年時代」のマサリチノーワなど。一九四一年第一回スターリン賞の第一賞を、監督エイゼンシュテイン、脚本パブレンコ、俳優アブリコーソフがそれぞれうけている。A・T・Gの第八回上映作品である。(映画.comより)
 
物語
広大な国土と豊富な資源に恵まれているロシアは、東方からは蒙古、西方からは北欧諸民族の征服の野望の的となっていた。一二四〇年、スウェーデン軍はロシア侵攻を開始したが、ノブゴロド公アレクサンドル・ヤロスラーウィッチ(ニコライ・チェルカーソフ)は、ネバ河畔に敵の大群を迎え撃ち、激戦の後にこれを粉砕して祖国防衛の勇名を内外に轟かせたので、ネバ河の名をとったネフスキーの称号を与えられた。ロシアには平和が甦ったがネフスキーはノブゴロドの貴族たちと相いれず、町を去ってプレシチェボ湖畔に居を構えて海外との交易による祖国の繁栄を夢みていた。その頃、東方の強敵ゲルマンは戦勝を祈願する僧侶の一団とともに強力な大軍を率いてロシア進攻を開始した。プスコフの町はゲルマン軍の手におちた。祖国を憂える人々は勇将ネフスキー公を指揮官に迎えて決戦に臨み、ゲルマン軍との取引に私利を貪ろうとする商人は戦に反対した。町の広場に激論が果しなく続いたが、愛国の戦士ダマシたちの情熱が商人達の計算にうちかった。烈々たる闘志に動かされたネフスキー公は立ち上った。農民達は手に手に武器をとり、公の両腕ともいえるブスライ(ニコライ・T・オフロプコフ)とガブリロ、二人のうち大きい武勲をたてた方の妻になるという美しい娘オリガ、老武器商イグナート、司令官の父を失った娘ワシリサなども参加した。一二四二年四月五日、一面の氷に覆れているチュドスコエ湖を決戦場に定め、ネフスキー公の率いる主力部隊とガブリロの率いる左翼隊とが一気に左右からの包囲攻撃を開始した。奇襲に不意をつかれたゲルマン軍はみるみる戦力を乱した。ネフスキー公はゲルマンの司令官に一騎打を挑み、壮烈な馬上戦の後、凱歌はネフスキー公に上った。ゲルマン軍司令官は捕虜になった。将を失い、敗走するゲルマン軍の行手には恐しい氷の割目が待っていた。しかしネフスキー軍にも損害は多かった。公は戦に加わった人々の功績を讃え、人々は戦勝の喜びにひたった。オリガはネフスキー公の断によってガブリロに嫁ぐことになった。よりそう二人に、人々は拍手をおくった。つづいてネフスキー公の力強い言葉が兵士に贈られる。「故郷に帰ったならば伝えよ、ロシアは甦った。恐れず、訪れよと。ただし、剣を手にとる者は剣によって滅びる。ロシアは永遠にこの信念を変えることはない……」(映画.comより)

まあ
物語とか解説とか、そんなことより兎に角観るべし

一言、スゴイ!
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