たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/春の悶え


第二回ベルリン映画祭の金熊賞受賞作品で
長らく観ることが出来ず「幻の名作」と言われていたが
やっとDVDが発売されたので観た

ちなみに第二回のベルリン映画祭には
黒澤の<羅生門>や
デシーカの<ミラノの奇蹟ルノワールの<河>といった名作が出品されていた

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物語
中学を終えたイエーラン(フォルケ・サンドクィスト)は夏休みに田舎の伯父の農園に行き、隣家の娘シエルスティン(ウラ・ヤコブソン)と遊び友達になった。処が頑迷な村の老人達はこの健康な若者達の行動に眉をひそめ就中牧師はことごとに彼らを攻撃した。シエルスティンの父母も娘の教育に関しては厳格をきわめ、若い二人はやっと伯父の理解で農園の納屋を解放して貰っていたが、ここで若者達の芝居をやろうという計画も、事故による伯父の重傷や二人のデイトが娘の義母に発見されたことなどからオジャンになった。娘は遠くの農家へ送られ、恋の想いに堪えられなくなったイエーランは彼女を追って森の中で再会、二人はすべてを忘れて恋に酔った。イエーランは町の両親の許に連戻されたものの再び学校を脱出して村へ戻り、納屋が牧師の指金で焼かれたので、他場所で芝居を敢行した。しかし幸福も束の間、その帰途二人をのせたオートバイが転覆して、重傷を負ったシエルスティンの若い命はうばわれた。葬儀の日、参列したイエーランが受けたのは牧師の嘲笑であった。堪えかねた彼はひそかに墓地を脱け、悄然と思い出の森の湖畔に立って、二度と帰らぬ恋に泣いた。...(映画.comより)


年寄りの無理解:若者たちの衝動

<野菊の如き君なりき>のようだが、あれほどは泣けない、、、

正直
あまり好きではないが、映画としてはいい
「いい」と「好き」は、必ずしも一致しない、、、

いかにもスウエーデン映画っぽい
なんだろうねスウェーデンぽいって
監督が誰かは知らなくても
スウェーデンぽいなぁって感じるよね

キャメラワークがいい
例えばロングからのパンで寄り切った地点で人のUp
カッコイイ

逆光の画がよく使われているが
美しい

構図もいいが
もっとも目を奪われるのが移動撮影
非常に巧い
その上での長回しなどはキャメラが自在に宙を舞っているようだ

分かる人には分かるはず

それでも
そうだとしても
羅生門>を凌いでいるとは、とてもとても思えない、、、

3☺

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