たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

ボクの好きなショット/ぼんち

オサムちゃんで~す

と、言えば
一世を風靡した
ザ・ぼんち」だよね

でも
あの当時は
「ぼんち」の意味を深く考えたことがなかった
「盆地」みたいなことだと思っていた

でも違うんだね、

「ぼんち」とは船場商家の跡取りに対する呼び名のひとつで、単なる「ぼんぼん」とは異なり、放蕩を重ねてもぴしりと帳尻の合った遊び方で、地に足がついたスケールの大きな者に与えられる愛称(Wikiより)なんだそうだ

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そんな「ぼんち」を雷蔵
まったく良い感じで演じている
ぼんちそのものこんな感じだろうと思える人になりきっている

船場(せんば)」っていうのもピンとこないけど
どうやら東京でいえば「日本橋」とか「京橋」とか
そんなようなエリアなんだろうね
老舗、そこのぼっちゃん、跡取りの奔放な生き方

たくさん愛人こさえるけど
誰からも憎まれない恨まれない
戦争で全てを失っても同じ
重く考えない
悪くいえばチャラいけど
良くいえば軽やか、そして前向き、ケセラセラ~♪

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愛人たちが同じ風呂に自然とつかる
この作品を象徴する1シーン

なにしろ出演者の顔ぶれが凄いよね
市川雷蔵、中村雁治郎&玉緒の親子、若尾文子越路吹雪
そうそうたる顔ぶれとはこういうことだね

スタッフも豪華
市川、宮川、芥川

この映画で
好きなショットはオーバーラップ

前の画と後に来る画の重なり合う構図が的確過ぎる
そりゃ市川崑だから当然といえば当然だけど
センスというよりも
非常に良く練られた撮り方だ

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