昨年
日本ではほとんどノーマークで
あっという間に劇場公開を終えてしまったので
見逃していた映画<ゲットアウト>がDVD化されたので観た
「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」「ヴィジット」など人気ホラー作品を手がけるジェイソン・ブラムが製作し、アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールが初メガホンをとったホラー。低予算ながら全米で大ヒットを記録し、第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。アフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、白人の彼女ローズの実家へ招待される。過剰なまでの歓迎を受けたクリスは、ローズの実家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えていた。その翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに出席したクリスは、参加者がなぜか白人ばかりで気が滅入っていた。そんな中、黒人の若者を発見したクリスは思わず彼にカメラを向ける。しかし、フラッシュがたかれたのと同時に若者は鼻から血を流し、態度を急変させて「出て行け!」とクリスに襲いかかってくる。(映画.comより)
まずは
あの<スリービルボード>を退けて
オスカー脚本賞を獲った理由を知りたかった
非常に面白い
観た人のほとんどが面白いと言うだろう
でも
本当に面白いのだけど
たぶん日本人のボクには
まだこの面白さの何分の1も
面白さが理解できていないかもしれない
実のところ日本人は
レイシズムを本当に体で感覚で
捉えられていないかもしれないからだ
映画やニュースで知るだけで
どれほど黒人差別が根深いかを身につまされていない
映画は
<ハロウィン>風から始まり
<招かれざる客>風を思わせ
<ローズマリーの赤ちゃん>のニュアンスを感じさせ
ラストは<ナイトオブザリビングデッド>風に終わらせる予感を感じさせる、が、、、
調べてみると
ラストは変更されたようだ
たぶん、やはり当初は
<ナイトオブザリビングデッド>風で終わらせるつもりだったんだろうな
しかしこの映画を
どのようにカテゴライズすれば良いのだろう
コメディ?オカルト?風刺?社会派?スリラー?
ジャンルを超えた観て損のない映画
日本人には
<スリービルボード>の方が受けるかもしれないが
こちらもオスカー受賞を納得せざるを得ない出来栄えだ
3.5☺