今の若い人には
「高橋恵子」という名前で知られているだろうが
ボクにとってはいつまでも「関根恵子」
高橋恵子に改名して以降より
だんぜん関根恵子時代に活躍していた
中学生の頃
家庭教師の先生に連れられ
先生の大学の学園祭に行ったとき
熊井啓監督の<朝やけの詩>を観た(観せられた)
ファーストシーン
湖畔にて
関根恵子の美しい裸体が彷徨う
中学生のボクはビックリしたが
大学生たちは机を叩いたり
口笛を鳴らしたりの大騒ぎ
その映画の内容は忘れたが、
関根恵子の裸体は忘れることができない、、、
そんな憧れのお姉さん関根恵子は
実はボクと同じ街に住んでいた
ある日学校帰り
歩道橋を降りるボクの前方に
大きな花束を抱えた関根恵子が
軽快に階段を昇ってきた
そしてボクとすれ違いの際
ボクの顔を見てニコッと微笑んだ
おそらくボクは
直立不動で立ちすくんでいたはず
まぎれもなく言えることは
花よりも、関根恵子の方が何倍も美しかったこと、、、
あ、そういえば、この話し前にもしたっけなぁ、、、