たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

酒の肴のMOVIE(&、埋もれがちな傑作)/桃色(ピンク)の店

クリスマスの夜に
家族や恋人と
シャンパンのグラスを傾けながら観ると素敵な
クリスマスを舞台にした
ルビッチの傑作ラブコメ<桃色(ピンク)の店>

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日本では埋もれているが
海外ではクリスマス映画の代表格として有名な作品

ジェームススチュワートが
<スミス都へ往く>と<フィラデルフィア物語>の間に出演した
スター街道まっしぐらな頃の作品

しかし
なぜ「桃色(ピンク)」なのか?
邦題の由来が不明だ

白黒の映画で
ピンクらしきモノや設定、セリフもないのに
その頃の宣伝部の意図が分からない

そして
ソフト化されたタイトルには
頭に「街角」という言葉が加わる
<街角 桃色の店>
ますますタイトルの意味が分からなくなる

原題は
<The Shop Around the Corner>
「角のお店」というのだろうが
「行きつけのお店」みたいな意味合いもあるようだ

いずれにしても
「桃色」が気になって、眠れない、、、

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舞台はハンガリーだそうだ
ルビッチの故郷の街角なんだね

街の雑貨店、数名の店員が様々の商品を客に勧める、そこに職を求めて女性がやってくる、主人公の男は従業員は必要ないと断るが、客さばきが上手だと経営者が彼女を雇うことを決める、彼と彼女主人公の二人の仲はこの出会いのキッカケから上手くいかない、ラブコメのセオリーだね、最初は反目し合う、そしてすれ違い、勘違い、偶然などなど、ラブコメの基本とおり物語が進行する、、、

ルビッチは脚本としてクレジットされることはない
名脚本家でもあるが
監督する時は脚本のクレジットはしないポリシーを持っている

監督は全体をみる役割
当然脚本も担当しているので
敢えてそれとして名前を載せる必要はないという考えのようだ、、、

ほとんどがスタジオ内で撮られている
しかも3~4の数セット

低予算なのかもしれないが
しかし手は抜いていない

クリスマスの夜
街に降る雪が素晴らしく良いね
スタジオとは思えぬほどのクオリティだ

三十四丁目の奇蹟>も<素晴らしき哉、人生>も良いけど
<桃色の店>この映画でクリスマスを過ごすも最適だ、、、