シェパード in ホワイトドッグ・魔犬
サミュエルフラー
ブルースサーティース
エンニオモリコーネ
映画界の鬼才たちが組んだ
傑作
傑作ながら
カルトムービーとしてのみ語られる
それは
B級テイスト
いかにもB級の肌感、空気だから
パニック映画でも
ホラー映画でも
オカルトでもないが
しかし
とにかく怖い
この左縦三段のシーンがいいよ、ホワイトドッグが町に逃げ、そのとき黒人の子が通りで飛び出してきたハラハラドキドキのシーン、奇跡的にタイミングがバッチリ、ドッグトレーナーGoodJob!
主役は犬
名前が分からないので
「シェパード」と呼ばれている
名前で呼ばないのが良いね
名前がついていると
その犬に対する想い感情が入ってしまうからね
あえて名前を付けなかったね、巧いね
物語は
主人公の女性が深夜道路でひいた犬を介抱し、飼い主が見つかるまで飼うが、その犬が「攻撃犬」であることを徐々に知っていく、狂犬病ではないのだ、攻撃犬とは白人が黒人を襲うよう仕向け調教した犬のこと、その調教方法は子犬の頃から黒人から意地悪や暴力を加え、黒人に対する憎しみを植え付ける方法、大型になり凶暴になり黒人を見ると襲う習性を身に着けた攻撃犬、白人によって仕込まれたその攻撃犬を殺処分せず、まともな本来の犬に戻そうと再調教するが、、、
殺処分の問題
白人による過激な黒人差別
そして
攻撃犬の恐怖
しかし
本当に怖いのは人間の邪悪な心