たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

タテタテ大賞2017年

ヨコ文字の原題(洋題)に対し
優れたタテタテ題名(邦題)が付けられた作品に
勝手にボクの気分で選ぶ「タテタテ大賞2017年」の発表~♪

まず
いろいろタイトルを眺めていて気付いたことだけど、

LOGAN/ローガン>とか<Gifted/ギフテッド>とか
一旦英語表記しながら
その後でカタカナ表記しているタイトルが
一種の流行りみたいになっているね

良く言えば「親切」だけど
悪く言えば「潔くない」ね

最初からドッチかにしなよ

他にも
<LION/ライオン>とか<Sing/シング>とか
IT/イット>までフリガナ必要?
<KUBO/クボ>も、、、

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以下、勝手なことばかり言います

<LION/ライオン 25年目のただいま>
「はじめてのおつかい」みたいなタッチの副題だね
でも、テレビ番組同様感動的だったからいいね

<わたしはダニエルブレイク>
原題は<I、ダニエルブレイク>だから
本当は「オレがダニエルブレイクだ」ってタイトルでも良かったかなぁと思うけど
そうなると、すこし乱暴な感じになるから柔らかくしたんだろうね

<マリアンヌ>とか<メッセージ>
それぞれ原題は<Allied>であり<Arrival>なんだよね
原題と邦題ではまったく印象が違うね
やはり邦題は柔らかいニュアンスになっているね
っていうか、外国のタイトルって情緒がない、ストレートだよね

<素晴らしきかな、人生>は反則だよね
名作<素晴らしき哉、人生>のリメイクのように勘違いするよね
原題は<Collateral Beauty>

<ラビング 愛という名前のふたり>
副題が作品を表していて良いのだけど
「名」ではなく「名前」にしたのは何でかな?
「名前」でも悪くはないけど、そういう細かい理由が知りたい

<僕のワンダフルライフ<新感染ファイナルエクスプレス>
ダジャレてるね、こういうバカバカしいのは悪くない
ちなみにそれぞれ原題は<Dog'sPurpose><Train To Busan>

女神の見えざる手原題<MissSloane>と
否定と肯定原題<Denial>は未見なのでなんとも言えないけど
きちんと邦題を付けようとする宣伝部の姿勢が好き

<たがが世界の終わり>
原題は「まさに世界の終り」
直訳すると「世界の終りにすぎない」だそうだ
「たかが」と付けた宣伝部のセンスがいいね

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そして
今年もっともイイ感じのタテタテ題名(邦題)を付けたのは

<雨の日は会えない、晴れの日は君を想う>
原題<Demolition

このタイトルは劇中のセリフに出てくるね
妻の墓参りに向う車中、妻の書いたメモを発見する主人公

「今日が雨ならこのメモはあなたに届かないけど、晴れだったらこのメモを読んで私のことを考えてね」

タイトル同様本編も非常に良かった、、、

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そして
ダメタテタイトルは、、、

公開は前年12月だけど、ほぼ今年扱い(映画賞などでは)の作品
ヒトラーの忘れもの>原題<Under sandet>

いくら情緒を大切にする日本式タイトルであっても、
こういう作品にタイトルを付けるのに
オブラートにくるんだように柔らかくするのは相応しくない

ここはストレートに
「砂に埋まっていたもの」的なニュアンスのタイトルにしなくてはいけなかった

でも、
作品じたいは素晴らしかった、、、

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