たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/宮本武蔵(稲垣浩版)(内田吐夢版)

稲垣版と内田版を立て続けに観てみた

イメージ 2

稲垣浩版(1954年)東宝
武蔵:三船敏郎
お通:八千草薫
沢庵:二代目尾上九朗右衛門

内田吐夢版(1961年)東映
又八:木村功
お通:入江 若葉

三國が
両方の作品に出ているね
続けてみると、こういうのが面白いね

どうしても比べてみるけど
武蔵は三船も錦之助も持ち味出して良いのだけど
お通と又八、沢庵も稲垣版が良いね、役者が良い

とくに
稲垣版の八千草の美しさ可愛さは
まさしく夢にみるお通そのもの
八千草を見るだけでも価値がある

撮影も
稲垣版は動きも構図も良い
関ヶ原の移動撮影や
千年杉のロングのショットは素晴しい

内田版では
ツカミが良いね
ファーストシーンの関ヶ原
武蔵が戦場を這って這って逃げる場面は
いきなり観客を戦場に放り投げた感覚が良いね

内田版は
中村錦之助を前面に押しだした感じだけど
稲垣版には
全役者の総力戦で、作品としても魅力があった、、、

稲垣版 4☺
内田版 3☺

イメージ 1
このショット以外に、千年杉には良いロングの画が沢山あった

イメージ 3
イメージ 4
きれい可愛い