たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/たかが世界の終わり

グザヴィエドラン
この監督は苦手

賞賛の声も多く
たくさんの賞も受賞している
若き才能だが

前作<マミー>では
携帯電話の縦形の画面を映画に持ち込んで
意表を突いたつもりだが

まず
こういう奇をてらう撮り方
一発だけのアイデアが嫌い

これは
ぜんぜん革新的ではなく
誰でも考えそうでやらないだけ
この監督だけが考えそうなアイデアではないが
やったもの勝ち的な早い者勝ち的な
それでいて連鎖の起きない手法なんだよね

面白くもなく
効果も感じない

観ているだけで
眩暈がするほどクラクラする
こういうのはやめてほしい、、、

ま、
そんな監督が撮った新作

物語は
10数年ぶりに実家に帰った次男の話、、、今は作家として成功しているが、同性愛者でもある、死期が近づいているのでそれを伝えるために帰京したのだが、ソワソワして待っていた母、兄、兄嫁、妹とどこかチグハグでよそよそしい空気が流れ、なかな言いたいことが言い出せない、家族は有名人である彼が同性愛者であることを知っているので、それには触れない、

ほぼ限定された場所で
限られた登場人物
その僅かな登場人物たちの顔、顔、顔
一方的に話すばかりの顔、顔、顔
主人公だけが伝えたいことをなかなか伝えられない

主人公が家族にどのように語り掛けるのか一点で引き込まれるが
ボク的には途中から嫌な予感がしてきて
やっぱり最後は引っ張るだけ引っ張りやがってぇ~的な、、、

イメージ 1

いくつかいいショットもあるが
なんか面白くない

ほぼほぼフルショットはなく
ロングのショットもない
ミドルやバストショット、アップで人物に寄るばかり

内容的に
そういう閉塞的な構図は理解できるが
面白くない

ドラマチックな必要はないが
何も得るものもなく映画は終わる

何も得るものがない!、、、ぁ、そういうことなのだ、ね、、、

3☺