たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

猫のテっちゃん

今回は「猫」のこと、、、

義理の母は
もともと動物には感心がなかった

庭に入り込み
植木を踏み荒らす
近所の猫たちをむしろ嫌っていた

イメージ 1
ネットからの転載

ところが3年前
テツという名の猫が
義母になついてきて
それ以来
義母とテっちゃんは
大の仲良しになった

朝7時頃になると
テっちゃんは義母の家にやってきて
義母がテっちゃんの足を拭いて家の中に入れる

その後朝食、夕食を食べて
その間ノンビリくつろいで
夕方6時頃に義母はテっちゃんを庭に出し
帰宅を促す

テっちゃんには
れっきとした飼い主がいるからだ

しばらくしてから
義母は本来の飼い主の家を訪ねたことがある
「昼間はうちで預かっていますから」と伝えにいくと
その家にはもう1匹のネコがいた

2匹の猫は仲が良くなく
飼い主はもう1匹の猫を非常に可愛がっていた

旅行に行くときも
もう1匹の猫だけ連れて行き
テっちゃんは置いてけぼりだ

ある日珍しく
飼い主のオバさんがテっちゃんを連れに来た
いつもの帰る時間より1時間早かった

飼い主が「さあ、帰るよテツ」と声をかけるが
テっちゃんは帰ろうとせず
義母の背中に隠れた

その時
飼い主のオバサンの表情が変わったのを
義母は見逃さなかった

義母がテっちゃんを抱えて
飼い主に渡そうとするが
テっちゃんは声を上げて激しく抵抗した

帰りたくないよー帰りたくないよー

そして
翌日からテっちゃんは来なくなった、、、

飼い主は引っ越したわけでもなく
今でもいるようだが
テっちゃんの姿は見かけない

義母はとても寂し気な表情で

「テっちゃん、どうしたのかしら」と呟くばかりだ、、、