どちらも西部劇をはじめ
様々なジャンルの数多くの傑作を残しながら
ジョンフォードにあって、ハワードホークスにないもの
それは「名誉」
アカデミー賞では
史上最多4度の監督賞を受賞しているフォードに対して
ホークスは
<ヨーク軍曹>で一度しかノミネートされていない
<ヨーク軍曹>で一度しかノミネートされていない
賞に嫌われた偉大な監督
米国内では
あくまでもも西部劇、コメディ、ギャング映画、そしてSFまで撮る
娯楽映画の監督であり
B級映画の監督と過小評価され続けていた
後年
他の国の多くの作家、評論家から
作家性のある監督と評価されても
本人は
作家ではなく「職人監督」だと語った
作家ではなく「職人監督」だと語った
ボクもその通りと思う
傑作を沢山生みだしたことへの賛辞を
あえて「作家」と称さなくても
「偉大」なことには変わらない
偉大な職人監督、それでいい、、、
余談になるが
スピルバーグなんかも
そういう意味では同じと思ふ、、、
PS
それでは
「映像作家」と「職人監督」の違いとは何だろう?
「作家」は自分の意思を優先して満たす監督で
「職人」は観客を喜ばすこと優先する監督
そんな気がする、、、
フレッドジンネマン監督の
<真昼の決闘>に対し
「一般市民に助けを求めるような奴は保安官じゃない」と批判し
そのアンチテーゼとして<リオブラボー>を撮り
サムペキンパー監督の<ワイルドバンチ>にも
「彼がスローモーションで1人を殺す間に、俺は4人も殺せる」と豪語した、、、
無骨だが
偉大な職人監督
名誉なんか、賞なんか、クソくらえ!だ