たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/吸血鬼(ヴァンパイア)

映画が
まだ「活動写真」と呼ばれていた
創世記から
トーキーや天然色など
映画技術の進化と同時に
優れた監督たちは
構図やキャメラの配置、動きによって
すごいこと
新しいこと
他と違うこと
美しいこと
かっこいいこと
それらを
キャメラのファインダーの先に追い求めた

それは「情熱」であり
「自尊心」であり
そして「欲」であった

凝って凝って
凝りに凝って
自らの欲求を満たしていった


音楽の旋律が尽きたと言われるように
映画における画の見せ方も尽きてしまったのかもしれない今

夢も欲も
昔とは全く違うものに映画作りは変わってしまった今

無限の可能性を感じたであろう時代の
まだまだ画に対する「欲」が
スクリーンから発しられていた頃の
カールドライヤーの<ヴァンパイヤ>

裁かるるジャンヌ>と並ぶ傑作ながら
埋もれがちだ

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