ベッケルの<穴>も良いが
市川崑も負けてはない
役者も揃っている
主人公の長子(京マチ子)は優秀な記者だったが大人の事情でクビになり、自ら一カ月間この世から失踪し、その間のルポルタージュを書きながら一か月誰にも見つからず逃げきれたら報酬の大金を手にできるという懸賞募集の企画を雑誌社に売りこんだ、そこから始まるミステリーとロマンスとコメディとサスペンス
「犯罪喜劇」
「クライムコメディ」と称するか
「お笑いフィルムノワール」とでも言おうか
独特の世界観
スタイリッシュな映像と
練られた脚本に引き込まれる
もっともっと評価されてもいい
埋もれがちな傑作だ
あ、
それとタイトルの「穴」の意味とは、、、
それを言っちゃ野暮だね、見てのお楽しみ、、、
その「穴」の意味が分かった瞬間、笑ふ、、、