たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

あの日に帰りたい/プロポーズ1

タイムトラベルして
友人の誘いの断わりを入れたのものの、、、不調に終わった

友人は
「調子わるいところムリ言ってホント申し訳ないけど、、、」

ヤツは諦めなかった
ハワイに一緒に行った連中の中で
ボクが一番仲が良かったので
ヤツはボクにこだわった
そして、お目当ての彼女とどうにか付き合いたいとの必死さが伝わった

「ほかの誰かと行けばいいじゃーん」
「そんな冷たいこというなって」
「オレもさー付き合ってやりたいけど、胃の調子悪いから」
「酒呑まなくてもいいし、居てくれればいいし」

とーとー友人の必死の食い下がりに
ボクは落ちた

4人で会って酒を呑み
何も運命を変えることが出来ず
妻と付き合い

そして
プロポーズを言う日が近づいた、、、

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妻は束縛するタイプで嫉妬深く
いつも一緒に居たがる
ボクは仕事に追われる日々で
仕事の後の酒を呑む時間を
彼女に振り分けることもしなかった

すれ違いの日々というか
会えない日が続き
彼女のフラストレーションが限界に到達し
ケンカになる

こんな状態なら別れるしかないかなという考えが
ボクの頭の中に浮かぶ

嫌われて別れるのがボクのやり方
その方が女も次に進めると考えるからだ
誠実ではないが相手の為にはそれでいいのだと考える
大人しく理解しあって別れるなんて高等技術は持ちあわせていない

ある日
深夜の電話で
ケンカに乗じてボクの方もブチギレて
終わりにした、、、


思ったが
彼女の方は終わっていなかった

強い雨が降る真夜中の外に
彼女は母親の静止をきかず
家を飛び出して走ったそうだ

寝ているボクを起こして
びしょ濡れの冷たい身体でボクに抱きついて
「ぜったい別れないよ」と泣いた、、、

つづく