その作品のほとんどが
傑作といえるベルトルッチにとって
多くが埋もれがちに感じる
<革命前夜>も
若干22歳で撮ったとは信じられない
その才能に見惚れる
それに比べると
今の多くの監督が幼稚に思えてくる
「赤い河を観ろ!」
「移動撮影は様式で、様式は精神だ」
「ニコラスレイの360°パンは映画史上最も精神的だ、360°のモラル」
「ロッセリーニなしでは生きていけないぞ」
作中の映画に関する引用
これが22歳の言葉
力強く
美しく
もはや絵画の数々
一方で
即興演出も交え
たった2作目の監督とは思えない
自由自在
米国や英国の白黒映画とは違い
陰影に関してあまり意識せず
コントラストは抑えめ
ストーリーは
<1900年>にも通じる
ベルトルッチの多くの作品で語られる
ブルジョアとそれに相反するもの
その狭間にいる者
全作品を観なくてはいけない