人によって映画の好みは様々だが
ベスト1、ナンバー1クラスに名前を挙げられた作品なら
どんな人のフェバリッツであっても覗いてみたくなる
今回も
大和屋さん絶賛の
2016年のベスト1クラスというので
観てみた
大和屋さんの指摘するように
ハネケ風だ
と
いうか
黙っていれば
ハネケと思ってしまう
謎は謎のまま
隠す
見せない、描かない、語らない
省略といえば聞こえがいいが
理由を明らかにさせないというより
ほぼほぼ
ご想像にお任せ致します的な態度は
観客を選ぶ作風と言える
ボクは好き
映像を見る一方で
イマジネーションが
モッコリ湧き上がる楽しみを感じるからだ
「ダミアンとの関係」
「バルバラが精神を病む過程」
「トカゲ部屋」
ハキリしないので
精神衛生上良くないと感じる人もいると思うが
それがハネケの良さだ
いや
このスペインの新人監督
カルロスベルムトの巧さだ
皮肉な笑い
ブラックなコメディの要素も含み
シュールな漫才のネタのようにさえ思えてくる
すでに2016年の
お気に入り10本は決めてしまったが
上位に組み直したいほどの作品だ