米国の浦島太郎
それがリップヴァンウィンクルだが
実際その物語を読んだことはない
むしろ
「リップヴァンウィンクル」というと
思い出すのは「松田優作」だね
<野獣死すべし>の名シーンだね
狂気がかった松田優作が
ゾクゾクするほど良かったねえ
<リップヴァンウィンクルの花嫁>は
岩井俊二の3時間ものだが
ぜんぜん長さを感じず
バーボン片手にスイスイいけた
<愛のむきだし>を観ているときの感覚に近かった
使い古されたフレーズで言えば
言えるかもしれない
<リップヴァンウィンクルの花嫁>
そのタイトルから
<フランケンシュタインの花嫁>を連想するね
現代の怪物フランケンは誰なのか?
現代の異質な価値観の怪物
それに憧れる花嫁
現実の嘘
空想の真実
後半は
紫のようなブルーがかったルック(色調)が
死のイメージを感じさせた
そして兎に角
ラストがいいね
Coccoの演じた女性の
母親役リリィを訪ねる場面
焼酎の一升瓶片手に
酒をすすめる
なみなみつがれた焼酎が印象的だね
そして
リリィは
思いもよらない行動に出る
ええええ~!
ブッ飛んでるねえ
彼等なりのお清めなんだね
短い尺だったが
強い印象を残したリリィと
いつもいつも綾乃剛がイイね
もちろん
主役の黒木華も
・
・
・
メイド服が似合っていた
これからは
「リップヴァンウィンクル」といったら
松田優作と共に
リリィのことも
思い出すことになるだろなぁ