たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

酒の肴なMOVIE/幕末太陽傳


ほぼ一つのセットの中で
セットをフル活用して
数々のシーンが登場する
他に類を見ない
群集劇
グランドホテル形式

邦画のオールタイムベストの
上位常連作品だが

けっして
一番面白いわけではない

これだけのシーンを
折込み畳み掛ける
そのパワーがスゴイのだ
あとにも先にもない

落語の世界を
想像通りに映像化した

目をつむって聴いて
想像していた世界を
そのまま再現している

奇抜なことばかりやる
想像とおりにやっている
ふざけた人が
真面目にやっているから
面白い

シンゴジラが登場する
品川宿、八ツ山、御殿山を舞台に
粋で
立派な作品
大エンターテインメント

人生を
要領よく立ち回ってきた
知恵と行動力のある
世渡り上手の
主役の男が囁く言葉

「地獄も極楽もあるもんか!」

このあと
「スタジオから出ていくように撮りたい」と
川島は願望したという
いつものとおりの呆れた面白い男だ

こればかりは
周囲が猛烈に反対して
止めさせたようだ

なにしろ
日活再建をかけた
勝負の作品だから

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ぁぁぁ

でも
川島のアイデアのラストシーンを
見てみたかったなぁ

溜息つくころには
日本酒の一升があく頃で
御後が宜しいようでした