たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

賞に嫌われた映画/雨に唄えば

日本ではキネマ旬報
世界最古の映画の格付けをした

気にならないようで
気になるのが

立派な作品なのに
アカデミー賞をとれなかった作品は多く
それは運にもよる
不作の年/豊作の年があるからだ

賞というのは
その当時の評価で

本当の評価は
その後の時間の経過が決めるともいえる

目の肥えた優秀な目利きが
賞を与え
順位付けをするわけで

一人だけで選考するなら
好みで偏りもあろうが
複数の目利きが決めれば
標準的な評価ともなろう

だから
その当時の評価とは
ある程度
正当なものといえる

ところが
時代が移り、時間が経つと
評価は変わる

大きな賞をとった作品が
話題になることもなくなり
逆に
当時は酷評された作品が
今では評価を得ている作品もある


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雨に唄えば>といえば
AFI(アメリカ映画協会)の
アメリカ映画ベスト10で
各種オールタイムベストの常連である
当時のアカデミー賞では
ミュージカル音楽賞の1候補のみ
まったく見向きもされなかった

ちなみ
その年の作品賞は
<地上最大のショー>
お世辞にも
その年のナンバー1映画とは思えない出来だ

スピは<地上最大のショー>を観てから
映画に夢中になったそうで
出来云々はあくまでも個人的な意見だ

その<地上最大のショー>と競い屈したのが
<真昼の決闘>であり<静かなる男>といった
その後名作と言われる作品だが
<地上最大のショー>を名作とは言わない

そんな年に
雨に唄えば>が公開されたのだ
しかし
それらの作品と競うどころか
まったく蚊帳の外

一方
日本ではキネマ旬報

目を細くして探し捜したが
ベスト10どころか
ベスト20,30どころか
一人の評論家も
1点も評価されることなく
圏外であった

OH,MY GOD!

評価と言うのは
あくまでも
その時代その時の評価
時代の空気の中で選ばれるもので

評価は
時代と共に変わってゆく

いつの日か
誰か著名な評論家や映画監督が
「<地上最大のショー>は素晴らし傑作で名作だ!」と叫び
同調する人々が現れ出すかもしれない