たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

イチロー

初の200本安打超えを達成し一躍大スターになって以来
数々の偉業の達成は日本に留まらず
とうとう安打世界記録を果たした
そんなイチローにケチをつけるわけではないが、

私はあまりイチローが好きではない
日本中を敵に回すつもりは毛頭ないが好きではない
 
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そう思うようになったきっかけはあるテレビの特番だった
イチローが年間安打数200本超えの記録を達成して
日本中のヒーロー、アイドルになったそのオフシーズンの企画番組 
いろんな人に会いながらイチローアメリカを横断する

最初に会ったのが西海岸にいたラソーダ監督だった
尊敬すべきMLBの大監督のラソーダ氏に挨拶するとき
礼儀知らずのガキは帽子を脱がずに
あのトレードマークのキャップを被ったまま
ちょこんと頭を下げただけだった
一瞬ラソーダ監督の顔が曇ったのを私は見逃さなかった
すごく嫌な感じでブラウン管の外にいる私が恥ずかしい思いをするほどだった

でも
「しょうがないかぁ」
「ガキだから礼儀とか知らないんだなぁ」
「バカだからエチケットすら知らないんだなぁ」と思って納得した

番組では
その後もイチローは誰に対してもトレードマークの帽子脱ぐことなく
旅はクライマックスへと向かった

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最後に訪ねた相手は
イチローの大好きなバスケットボールの神様マイケルジョーダンだった
イチローはその瞬間興奮していた
興奮しすぎて更に失礼な礼儀知らずな対応をするのではないかと私が心配した瞬間

なんとイチローは今まで頑なに脱ごうとしなかったキャップを、、、脱いだ
そして、マイケルジョーダンに対して深々とお辞儀したのだ
 
「知っとったんかい!」
 
私は椅子から転げ落ちた
 
「確信犯だったのかー!なおさら、失礼なガキだ!このクソガキがー!」

すこしの怒りに震えた
 
もしも
それが彼のポリシーなら馬鹿げているし、軽蔑する
人を見て対応を変えるヤツはクズだからだ
 
だからといって
彼の記憶や記録は曇ることはないし
ニッポンの英雄でありヒーローである
偉大な記録を持つ選手として敬意を払うが
あくまでも「数字を達成した人」としての敬意だ
 
子供たちに
選手としてだけでなく人間としても尊敬される人であってほしかったが
せめてテレビを観たバカなガキが真似ないようにと願うのみだった
 
昔ばなしなので
今は、そんなガキではないと思うが、

もしも
今でもイチローの心の底に同じものが潜んでいるなら
ピートローズと何ら変わりないレベルであり
これこそ、メクソ、ハナクソということになる、、、