神様がくれた赤ん坊
日本映画史上
屈指のロードムービーで
名作と思っているのだ
が
名作といって評価されることが少ない
埋もれがちな作品だ
でも
もう随分長いこと観ていないので
はたして今観ると
どんなものだろうか?
という不安も若干ある
渡瀬恒彦がイイ
桃井かおりがイイ
預かった子供の父親捜し
自分の遠い過去の記憶探し
ふたりの愛情の再確認探し
すこし
子供の存在が
焦点から外れてしまうのが惜しいが
よくできた台本だ
単に旅をするのではなく
そこで出会った風景や人々によって
自分が成長する人生の旅である
同じような映画で
タケシの<菊次郎の夏>というのがある
が
いつものように少々のアイデア勝負と
繰り返し流される音楽の美しさがウリ以外
とるべきものがなかった