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高峰秀子のキャラ設定
この映画の主役の教師高峰秀子は
決して優しいだけの若い女性教師ではない
可愛らしいだけでなく人間臭くもある
自宅にいるときには
生徒の前にいるときは違う性格ものぞかせる
若い女性教師も自宅では母親の「娘」「女性」なのだ、これも上手い
いつも優しくイイ先生だけではなく
家では普通の女性、母親に文句を言ったり甘えたりもする
子供たちには見せない姿だ
そして普通の妻へ、普通の母になる
あくまでも理想像で見せないのが良い
理想的でなくて良いのだ
特別でなくて良いのだ
強くなくて良いのだ
悲しければ一緒になって泣く
そんな生徒を思う気持ちがある「普通」の女性、、、
やっと辿り着いた先生の家にて
全教師必見だな
というか、教師を志す者には
これを見るのを義務化するべきだ! ハハハ
デコちゃんは
子役時代から人気者で
その後アイドル的な存在になっていたが、
あまり真剣でもなく
女優である自覚がなかったそうだ
あくまでも仕事であり
監督に言われた通り動くだけ
そんなある日
たまたま観た映画<小島の春>
その映画の主人公を演じる女優を観て
しっかりと演技をしないといけないと
「女優」として目覚めたそうだ、、、
その後
大人の女優になった彼女の
いくつもの名作・傑作の中で
一般的にもっとも知られている本作品
ほんとうに素晴らしい出来だ
ぁ、そのデコちゃんを目覚めさせた女優、、、その女優こそ杉村春子