好きな好きな映画
ウォンカーウァイは
<恋する惑星>では躍動感があるが
こちらはアンニュイ(けだるさ)が売り
ラストまで広い画がほとんどなく
窮屈な構図を多用する
照明が撮影が素晴らしい
ライティングなのか
いくらか直接着色しているのか
その両方のようだ
美しい
「彩」
まるで
古い日本の天然色映画のような趣き
昭和30年代
若尾文子が出てきそうな雰囲気
成瀬のようでもある
マギーチャンが上る階段
対象物を右に据えたり左に据えたり
中央に置いたり
構図が抜群
スタイリッシュ
夢のような雰囲気を「感じる」
酒に「酔い」ながら
知らぬ間に「眠る」もよし
グラスに紹興酒を注ぎ
ロックでいく