私は
廃墟とか以前の活気を失った街とか
以前は何かあった場所とか
そういった寂れた土地や風景が好きだ
なぜか凄く落ち着き
長らくそこに身を置いていたくなる
映画にも
ときどき
そのような風景に出くわす
すると
非常に落ち着いた気持になるのだ
zzz
恵比寿で上映すると知り
滅多にない機会を逃すまい!
と
昨日あわてて予約を取り
観てきた
むかしむかし
初公開当時に観た時は
快眠した
すごく心地よい
眠りだったことだけは
記憶している
z z z
やはり
芸術家だね
すごい芸術家だ
印象深くキレイに作り込んでいながら自然な画
表現力がハンパでないね
イマジネーションが豊かすぎる
ロケーションが良い上
イメージを具現化する力がある
本物の芸術家だ
そして詩人
ファーストシーンは
ツカミはOK!だ
オープニングに相応しい素晴らしい画だ
湯治場、廃墟、水たまり、
ロシアの懐かしい風景
ラストはローケションにセットを築いたのだろうか?
凄い画だ
凄すぎる
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野菜の旨いレストランは料理の美味しいレストランだ |
それと同じように
奥行きが上手く撮れている作品は優れた監督(&撮影監督)だ
素晴らしく奥行きがよく撮れている
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長い長い静止から
ゆっくりと寄る
ドリーやクレーンではなくズームで寄る
眠りに落ちそう
白黒ではなく
僅かに緑のモノトーンが
美しい
Z Z Z
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過去に閉じ込められ
そして終わりを迎えることでは
主人公とドメニコは同一だ
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地上の終末と個人の最期
世の終末を避けられても
人の最期は避けられない
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水と火は生命力を表す
犬は人間に近い生命
いつも人間に寄り沿い人間を見つめている
1+1=1
過去+現在=未来?
いや違う
過去+未来=現在のイメージ
いやそれも違う
そんなことではない
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実存しないイメージが、イメージとして確かに存在する |
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