たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

酒の肴なMOVIE/秋刀魚の味

小津の遺作
小津は60で死んだんだね、、若いねぇ

この映画
岩下志麻が綺麗だった、、、
東野英治郎が可笑しくて、、、
ほんの少し出た杉村春子がいつもの如く持っていく、、、
出演者みんな味がある、、、

そして
何といってもこの映画の面白さは、、、「酒」


酒といっても
主にウィスキーが印象的

いかにも
小津らしいね
洒落てるね
日本間でもウィスキーだね
秋刀魚の味」なんて
いかにも日本っぽい題名なのにウィスキーだね
小津らしい感覚だね

楽しい酒、絡み酒、寂しい酒、、、

いちいち何かと友人が集まって呑む、、、
結婚式の後も友人が居座って呑む、、、
ウィスキーがたびたび登場する、、、

ここは日本酒ですが、、、
バーのママが
亡くなった奥さんに似てるとか
ときどき顔を出すようになる

男だね
男の感覚だね

離婚した女房に似てるなら
行かないけど
死んだ女房に似てるから
行っちゃうんだね

そして
娘の結婚式の晩にもバーを訪ねる

ママ
「今日はどちらのお帰り?お葬式かしら」と訊く

「まあ、そんなもんだよ」って、いつも口調で、、

そしてまた
トリスのウイスキーをグビッ、、、