酒の肴なMOVIEといったら
この映画は
絶対に外せない
<サイドウェイ>
文字通り
酒(ワイン)にまつわる映画であり
バディ映画であり
監督は
この作品以外にも
<マイレージ、マイライフ>や<ネブラスカ/ふたつの心をつなぐ旅>といった
優れたロードムービーを作っている
★
タイトルの話になる
が
不思議なこと
に
米国オリジナル版<SIDEWAYS>は
邦題では<サイドウェイ>と
いかにも日本人向きな
おかしな英語タイトルに改良された
が
なぜか
日本版としてリメイクされた際には
<サイドウェイズ>と
英語原題の日本語読みにすり替わった、、、
(日本でリメイクしたこと自体も不思議)
これならば
最初から
オリジナル版を
自信を持って
<サイドウェイズ>としてほしかった
配給会社の宣伝部の気の弱さを感じる、、、
映画は
独身最後の旅行を
ワインとゴルフ三昧で楽しもうとする友人2人の話し
ところが
サンタバーバラへのワイナリー巡りのはずが、、、
とにかく
ワイン好きにはたまらない薀蓄の数々
「カベルネフランから偉大なワインは生まれない!」
「メルローは大嫌いだ!死んでも呑まないぞ!」
「メルローを頼みやがったら、すぐに出ていくぞ!ダークサイドに落ちてやる!」
そして
ピノノワールへの「愛」と「絶賛」
ピノは
デリケートな品種だから
アメリカで育てるのは難しい
アメリカ人は
ワインの味が分からないの
で
それまではメルローが人気だった
が
この映画以降
空前のピノノワールブームが来たそうだ、、、
べつに
意識をしているわけではないのだ
が
不思議と
アメリカ映画を観る時は
バーボンを手にしている
そして
日本映画の時は日本酒
フランス映画では
ワインとなる
が
このアメリカ映画に限っては
ワインを楽しみながら観ない
と
野暮だ