泣こうが喚こうが、それは日本だけに限らず何処の国でも学歴社会、、、勉強が苦手ならば得意なことを活かして稼ぐしかない、音楽もスポーツも苦手で、人を笑わすことも出来なければ、ケンカが強いか、ハートが強いか、口が達者か、文才があるとか絵心があるとか、、、それもなければ、金銭的、物質的な大きな成功は得られなくても真面目に働いて、愛する人と楽しく暮らすのも幸福なことだ、、、この映画ではやる気満々の上昇志向の青年がウォール街で就職活動を始めるところから物語が始まる、成功して大金持ちになることを夢見ているのだが、さっそく学歴の無いことで挫折する、はたしてこの青年は自分の望む成功を手にしてハッピーエンドとなるのか？それとも別のハッピーエンドが待っているのか？ＭＯＮＥＹ Ｏｒ ＬＯＶＥ？って、幸福とは何？な物語、、、
カクテルの腕前が上がる練習したり研究したりする描写がほとんどなく、一丁前の人気者のバーテンンダーになっていく過程はバッサリ省略、その分恋人とラブラブチュチュッなシーンに尺を割いている、、、いちおう師匠的な存在はいるのだが、遠目にはイーストウッド似の先輩を「オビワン」と呼ぶ辺りはいいね、、、
ところで、主人公が最初にカクテルを作り始める店は「TGI FRIDAYS」だ、いっとき日本にも進出してそれなりに店舗を増やしたが、そのNYの第一号店が舞台になっているようだ、、、そんなあたりも、いかにも80年代らしい雰囲気で、80年らしく軽いノリで、スーパーで買ったカクテルっぽい酒（そりゃ自分で作れるならそれに越したことはないが）でも飲みながら肌寒くなった夜を過ごすのに向いている一本かもしれない、、、
