たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/藍色夏恋_藍色大門BlueGate Crossing

 

もしもウォンカーウァイが中原俊の<櫻の園>を撮ったなら、そんな感じの映画、、、

 

主人公の女の子は親友の憧れている妻夫木聡似の男子との橋渡しを頼まれる、代理告白やラブレターを渡す役、しかしそんな経過を経た当の二人が付き合い始めてしまう、しかしいい感じの関係だった二人も、女の子の思いもかけない秘密の告白により関係は発展せず終了する、、、

 

全編全ショット、かっこいい風な美しい画のオンパレード、ときどき作り込み過ぎのようにも感じるし、目新しさも無い、『この監督はウォンカーウァイが好きなんだろうなぁ』と思いつつ、爽やかな恋愛映画と思ったら、まさかなのLGBTものへの展開に戸惑うどころか、それだけがちょっと普通の恋愛ものとは違うエッセンスを含んで多くの映画ファンから支持を受けている要素だと納得するし、とくに若い人たちがいかにも喜びそうな映画になっている、、、

 

男同士が手をつないで歩いていれば、それは『同性愛者なのだろう』と思われる、しかし女の子同士が手をつないでいても、即同性愛者とは認定されない、だがボクの妻は台湾人の友人とカフェにいる時、その友人はずっと妻の手を握っているそうで、妻は周囲の眼が気になるという、だからといって友人を同性愛者とは思っていないし、それ以上のことを誘われたこともない、、、はたしてこの映画の主人公の女の子の感情は同性愛的なものなのか?ボクにはそうは感じられない、とても感受性の強い子、目の前の相手を意識することでむしろニュートラルに思える、分からない部分自分自身を何か型にはめて納得しているような気がする、一年後、数年後にはきちんと自分自身で気付いているはずだ、、、

 

P.S.

まさかの「木村拓哉」には笑った、、、