あらすじ
小さな町工場で働くランジュは仕事の合間に冒険小説を書いている。社長のバタラは会社経営が破綻している事から密かにランジュを丸め込み、書き上がった彼の小説を無断で出版する。小説はベストセラーとなり売上金が入るが、もはや焼け石に水でバタラは夜逃げをする。ランジュを中心に残った従業員たちが力を合わせて会社の再建をめざし、軌道にのった頃死んだはずの社長がランジュ氏の前に現れる、、、(Amazonより転載改編)
ジャンルノワールの代表作に本作を挙げる人はまずいない、語られることは少なく、だからこそ埋もれがちな傑作と言える、、、
女にだらしなく、他人を黙す男
女を置いて逃げる時もこう
♀「私はこれからどうすればいいの?」
♂「こんな男がいたよ、働かずに女に頼っている男、そいつは入場券を買って入りホームで泣いている女を見つけては優しい声をかけるんだ」「お前は聡明だ、大丈夫だ」
次のシーンでは去って行く男を泣きながら見送る女、そんな女を見つけて優しく声をかける見知らぬ男性、泣いていた女はかすかに微笑んだように見えた、悪い男も多いけど、女はもっとしたたかに思える、、、
ラストはいかにも「こうでなくちゃ」というシーンが用意されている、、、その二人の後姿は遠くではあるがどこか楽しそうに感じる、、、