映画における表現としてウェスアンダーソンは唯一無二だろう、しいて挙げるとしたら似ているのがジャンピエルージュネあたりだろうか、、、映画自体がグラフィックアートそのもので、とてもセンスが良く、カラフルでお洒落で、とても趣味的かも知れないがこだわりを持っていて独創的で、なんなんこの美しさは!と、、、プロップやプロダクションデザインが素晴らしすぎる、雪の降らせ方ひとつとってもカッコイイ、美しすぎる、、、監督の持っている絵コンテを覗いてみたい、発売されるようなことがあれば写真集は必ず買うだろう、そばに置いておきたいアート、、、
「それならさぁーグラフィックアート展でも行けばいいじゃん!なんで映画なわけ?」あえてスクリーンに映し出す意義はあるのか?、、、そうなのだ、「でも、それを言っちゃーおしまいよぉー」と言うのがウェスマニア達なのだろうなぁ、、、
国際問題、アート、ファッション、美食、高級酒を話題に物語は展開されるが、けっしてストーリーは面白くない、そこを追う人たちは観ても意味がないだろう、しかしアートスティックなものに心惹かれる人たちにとってはとても有意義な時間を過ごせる映画だ、、、
3.5☺