ひさしぶりに<ジョゼと虎と魚たち>を観た、三度目、、、あいかわらずとても良い映画なのだが、何度観ても共感できないラストは変わらない、なんやねんこれ!、、、最後は言葉で説明、逃げた、イヤな終わり方だ、、、
昭和の感覚、、、障がい者手帳も持たない、早朝に散歩に出かける、見られたくない、障害を世間に知られたくない、同情されたくない、社会の世話になりたくない、こわれもん、、、障害のつらさや不便、差別に耐えながらそれでも前向きに生きる昨今の映画とは違い、昭和的なのだ、それはいい、綺麗ごとでなく本音なのもいい、でも最後だけは綺麗にハッピーエンドで終わって欲しいのじゃ~
貧乏でも、質素な食事でも、当たり前のものが旨い、特別なものではなく当たり前のものが美味しいのが一番大切なこと、、、出汁巻玉子、ぬか漬け、味噌汁、煮物、そしてほっかほかのごはん、、、食材や調味料が特別なものでなくても作り手の気持ちと腕があれば貧しい家の食卓が最高の食卓になる、、、本当に美味しい時は顔に出る、演技でない顔が、、、
大阪から九州に向かっているのに、一瞬東京の風景を挟んでいたのをボクは観逃さなかった、不用意な画の挿入は慎んでほしい、、、くるりの唄♪が印象的、、、売れ出していた妻夫木、これで売れ始めた池脇千鶴のほかにこの映画から後に売れる役者が脇を固めている、上野樹里、江口のり子、新井浩文、みんな売れるべくして売れたんだなぁ、せっかく売れたのにヘタこいちゃった人も若干一名いるけど、、、